Half in Doubt

すみれ「どうしよう......」

大輝と最後に会っていたのは、間違いなく海斗。
海斗が裏切り者だなんて思ってないけど、でも、もしかしたら何か手掛かりになるようなことを知っているかもしれない。

恐る恐る海斗の写真に触れると、画面は“集計中です”の文字に変わる。
自分の選択が正解だったのかどうかわからないまま、集計時間が終わるのを待った。

再びなった鐘の音によって集計時間の終わりが告げられると、あちこちの部屋のドアが開く音が聞こえてきた。

みんなはだれに投票したんだろう......。
そう考えるとなんとなくすぐに顔を合わせるのは気が引けて、少し時間をおいてから部屋を出た。

階段を降りると、慧が玄関でなにやらガタガタと音を立てていた。

すみれ「何してるの?」
慧「あ、すみれ」
宏太「まだ必要?」

慧が説明するよりも先に声が聞こえて振り返ると、宏太が1階の部屋からイスを運び出してきているところだった。
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