Half in Doubt
だけど。
翔太「海斗以外に投票した人、いる?」
その言葉に手を挙げる人は誰もいなかった。
投票の直前、良くも悪くも一番スポットが当たっていたのは海斗だったんだから、仕方がない。
それにもしここで手を挙げたとしても、「じゃあ誰に投票したのか」という追及が始まるだけだ。
どう頑張っても、この場の雰囲気が明るくなることはない。
慧「投票って、そういうことだったんだ」
慧の乾いた声が廊下に響く。
“裏切り者に投票し、自分たちの身を守ってください”
その言葉の意味を、私たちはようやく理解した。
怪しいメンバーに投票することでその人を石に変え、自分に危害が加わらないようにする。
それがこのゲームのルールだったんだ。
亮平「こんなゲーム、続けてられるかよ」