Half in Doubt

翔太が指さす先、この部屋の天井にもそれはついていた。

愁「さっき、すみれと話してたんだ。ここ、火を起こせそうなものが何もないのに、全部の部屋に火災報知器がついてるって」
照「たしかに、廊下にもあったよな」
愁「それに、この部屋のはキッチンじゃなくて部屋の奥の方についてる」
慧「言われてみれば、不自然だね」
零「あれ、本当に火災報知器なの?」

私と同じ疑問を、零が口にする。

愁「わからない。でも、もしかしたら阿部くんと海斗が石になったことと何か関係してるかもって思って」
翔太「関係って、例えば?」
亮平「あそこから何か、煙とかガスみたいなものが出るようになってる......とか?」
照「レーザー......」

照がつぶやいた言葉は、どこか確信に満ちているようだった。

慧「え、レーザー?」
照「投票の時に部屋から出られない時間があったじゃん」
零「うん」
照「俺、ドアスコープから部屋の外を覗いてたんだけど、その時、床にレーザーみたいな赤い光が見えてた」
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