Half in Doubt
メンバーの中に裏切り者がいるなんてやっぱりまだ信じたくないけど、裏切り者がいるとしたら......今日の夜にもまた、誰かが石になってしまうかもしれない。
そんな状況でも、慧は変わらず口を開いた。
慧「俺は矢花の事、信じてるから」
あ、もちろんすみれもね。
と私に笑みを向けながら、慧は続ける。
慧「それにレーザーは部屋ごとに設置してあるんだから、石になる時は一緒だよ」
すみれ「ちょっと、縁起でもないこと言わないでよ」
慧「冗談だって」
零「まぁ、僕は別に構わないけど」
慧「じゃあ決まり。そういうことだから、すみれ、おやすみ」
零「危ないから夜中は出歩かないようにね」
すみれ「うん、おやすみ......」
本当に慧の部屋に入っていった零。
きっと二人は裏切り者じゃない。
2人の様子を見ていると、そう思えた。
だけど、2人の動いている姿を見たのはこれが最後だった。