Half in Doubt

海斗の言う通り、別荘、というイメージが一番ぴったりだった。
普段は使われていないけど、小綺麗で設備の整っている場所。
そんな場所に今、私たちはいる。

一通り室内の観察が終わったところで、翔太が口を開いた。

翔太「俺ら、閉じ込められてるんだよね?」

外に繋がっていると思われるドアは鍵がかかっていて開かない。
私たち以外に人のいる気配はない。

閉じ込められた。

そう考えるのが妥当だ。

大輝「でもなんで、おれらがここに?」
愁「迷った、とか?」

でも、それだと玄関に鍵がかけられていることに説明がつかない。
一緒にバスに乗っていたはずのスタッフさんたちがいないことにも。

翔太「誰か、ここに来るまでのこと覚えてる人いる?」
零「確か......ロケ場所まで行くのに、マイクロバスに乗ったんだよね?」
すみれ「うん」
照「昼ご飯食った後だったから、俺眠くて」
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