Half in Doubt

亮平「急に言われたら誰だって戸惑うだろ」

まずい。
レーザーを止める機能は亮平本人には使えないのに。
このままじゃ、今日の夜は亮平が標的にされてしまうかもしれない」

どうにかこの場の空気の流れを変えなきゃ。
必死に頭を巡らせて思いついた一言は、再び私に注目を集めるには十分だった。

すみれ「......私が裏切り者なの」

照「えっ......」
愁「すみれ......?」
翔太「何言ってるの!?」
宏太「冗談だよな?」

もちろん勢いで言っただけの嘘。
だけどみんなは明らかに動揺していた。
照、愁、翔太、宏太......この中に、裏切り者がいる。

本当の裏切り者は今、どんな気持ちなんだろう?

急に偽物の裏切り者が現れたら、きっと困惑するはず。
そう思ってみんなの反応をじっと見てみたけど、一番動揺していたのはさっきまで私を庇ってくれていた亮平だった。
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