Half in Doubt

すみれ Side

シャワーを浴びて髪を乾かしていた時、コンコンと部屋のドアがノックされた。
ドアを開けると、そこにいたのは翔太だった。

翔太「これ、みんなで作ったんだ。よかったら食べて」

翔太が手に持っていたのは、2個のおにぎり。

翔太「ご飯あんまり食べてなかったけど、大丈夫?」
すみれ「うん。ありがとう」

おにぎりを受け取ろうとしたところで、黒電話の音が耳に届いた。

すみれ「電話だ......」
翔太「やまかもしれないね。さっきかけたけど出なかったって心配してたよ」
すみれ「あー、うん」
翔太「じゃあ、俺は部屋に戻るね」

翔太を見送ってから画面の前に移動する。
電話の相手は、亮平ではなく愁だった。

すみれ「もしもし、愁?」
愁「すみれ。もしかして今忙しかった?」
すみれ「ううん、大丈夫だよ、どうしたの?」
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