Half in Doubt
愁「えっと......」
愁は少し気まずそうな雰囲気で話を切り出した。
愁「今朝はごめん。雨宮くんたちのことで疑ったりして」
すみれ「それならもう気にしてないから大丈夫だよ」
愁「え?」
すみれ「え?」
愁「それ気にしてたから、“裏切り者です”って言ったんじゃないの?」
愁は夜ごはんの時の一連の出来事が、今朝と関連していると思っていたらしい。
すみれ「そういうわけじゃないよ。あの時はただ、なんとかしなきゃって思って」
愁「怖くねぇの?」
すみれ「どういうこと?」
愁「石にされるかもしれないんだよ?」
すみれ「うーん、意外と平気」
昼間、自分が疑われていると思った時はすごく怖かったけど、今はなぜか落ち着いている。
注目を集めることに、2回目にして慣れてしまったのかもしれない。
それにもし私が石になっても、亮平が私の分まで頑張ってくれる......はず。