社長の溺愛にとかされて
慎也の服は、前商業施設で買い物に行った時、
好みは把握したので、予想通り。

茶色いスキニーパンツをぴったりと履きこなし、
上は白いシャツ、上に茶色いいジャケットを羽織っているが、
そのジャケットが他の服とは違う高級感を感じさせ、
全体のレベルを上げている。

靴は革靴で、こちらの茶色も、ズボンと微妙に色が違って、
同じ茶色でありながら、こういった色の違いが、
慎也のセンスを証明していた。

一見子供っぽく見えそうな服装でありながら、
ジャケットや靴が、大人の色気を感じさせていた。

「その袋は?」

私の手にはスーパーの袋。

「50分かかるって聞いたから、買ってきたの」

少し中を見せる。

中には、ペットボトルのお茶が2つ、
チップスにチョコレートなどのお菓子、眠気覚ましガムが入っていた。

「今からそんなに食べてると、出店食べれないぞ」

「いいよ、食べきれなかったら、慎也にあげる」

「そうか、じゃ出発するぞ」

「よろしく」
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