ラヴシークレットスクール ～消し去れない恋心の行方

まあ確かに入江先生から教育とは何か？という話なんか聴いたことがない
どちらかというと　“数学バカ”
かと言って生徒のことだって入江先生はよく考えているのを
同じ数学バカなあたしはよくわかる


“入江先生らしいよね～”

“数学の授業受けていてもソレわかる～!!!!入江先生の授業、面白いもん”

“オレ、数学、嫌いだったけれど、入江センセの授業は受験以外にも使えそうな話とかもあるし・・・・少しは数学やってみようかと思ったんだよね”


生徒達のヒソヒソ話からもわかるように

生徒の目線を大切にしているから
入江先生はいまだに生徒からの信頼も厚い


「そんな僕が数学教師として働き始め、当たり前のように数学を教える生活を続けている中、僕はある１人の生徒に出逢いました・・・・・気にせずにはいられない女子生徒に。」


“女子生徒・・・・?!”

“入江先生が気にせずにはいられないって!!!!!”

“手～出したのか?!”


一気にざわついた体育館の中。
悲鳴に近い声も聴こえて来た。

でもそれらが起こっても仕方がないと思う。


あたしだって、驚いたもん
あまり自分のことを進んで話したがらない入江先生が
そんなことを口にしたから。

っていうか
気にせずにはいられない女子生徒って・・・・・