ラヴシークレットスクール ~消し去れない恋心の行方
入江先生とこういう話をするのは
きっともうこれで最後だろう
だったら、空気読んでいなくて、図々しいってわかっているけれど
曖昧なままこれでサヨナラはイヤだから
ハッキリと聴かせて貰おう
・・・・そう思った。
あたしからの直球な問いかけを投げかけられた入江先生は
少し困ったような笑みをこぼした後、口元をきゅっと締め直した。
アパートの薄暗い電灯の光でもはっきり捉えることができるぐらい、彼の瞳はまっすぐに澄んでいて。
「俺がスキだと思う・・・・相手。」
あたしはこの瞬間、完全に耳を疑い、“えっ?” と聞き返した。
そんなあたしに怯むことなく、彼は鋭い視線であたしの瞳を射抜いてこう言った。
「俺は高島のことがスキだ。」
夢か現実かわからないようなその瞬間
『ス・・キ・・・?』
あたしの頬にはひとすじの涙がこぼれた。