お助け部ッ☆



「もう皆さんにはなんてお礼すればいいか……」

「ホントにありがとうございます」




幸せに笑う新郎新婦。


その笑顔を見て、あたしたちもつられて笑った。


披露宴終了後。


あたしたちは、2人に呼ばれ、控え室に集合した。




「いーんだよ。うまいもん食えたし♪」




まだシャーベットを食べてる竜也。


会場から持ってきたんだね…


並んでた料理もペロッて食ってたくせに……


ホントよく食うな。




『お幸せにー!!』

「姫、昨日も言ってたじゃん」

『いーのいーの!!今度は人間に言えたし?』

「あ、あの…」




た…中田さんがおどおどしながら言った。




「報酬はいくらほど?」




あ、そっか。これボランティアじゃないんだ。


さすがにここまでしてタダって訳にはいかないよな……




「あ、それ俺考えたんだけど」




仁がはいはーいと手をあげた。


え?そんなノリで決めんの??





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