お助け部ッ☆



「まぁ実際は…みんなイケメンだからファンクラブっぽくなってるんだけどね♪
ってかもうファンクラブでいいと思うけど」




あぁ。確かに皆さん顔はいいですもんね。顔は。


性格は若干ひねくれてらっしゃる方がいらっしゃいますけど。


誰とはいいませんがね。




『あたしの平穏はあたしが守ってみせる!!』




そう決意した5秒後。




ぴんぽんぱんぽ〜ん




「みなさん、こんばんは。お助け部部長の瀬川です」



は?大和先輩?

こんな時間になんの放送だ?




「きゃあ〜☆瀬川先輩だ♪」




ミーハー根性丸出しだね、芽依ちゃん。

放送だけできゃあ〜☆なんて、そうそう言えないよ?




「突然ですが、今から生徒参加型のゲームを行いたいと思います。今から俺の言う任務を成功させた生徒にはもれなく!望月グループが誇る、豪華温泉旅行一泊二日の旅7人分を贈呈します」




温泉!?温泉は好きだけど…望月グループってことは竜也も絡んでんのか?


ってか7人分って超微妙…



「温泉だって!!頑張んなきゃ!!」




うわぁ…芽依ちゃんが燃えてる〜…


今にも飛び出して行きそうな芽依ちゃん。

放送を聞き逃すまいと、耳をすませてる。


あたし、興味ないや。今日は色々あって疲れたし、部屋戻って寝よ。




「では、任務を発表します」

『あたし部屋戻るわ』




大和先輩の声が途切れた時に、そう言って立ち上がった。




『お邪魔しましたあ〜』




芽依ちゃんは放送に必死で、あたしには目も向けずに手だけ振ってくれた。




ドアに手をかけたとき。





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