お助け部ッ☆



『はぁ…はぁ…つ、疲れた……』




放送終了後、芽依ちゃんは……




「ごめん、姫香!温泉ゲットしたら誘うから!!」




あたしを捕まえる気満々で。



でも捕まえられる訳にはいかない。


あたしだってお助け部に何されっかわかんないんだもん。



芽依ちゃんをなんとかまいたのはいいけど…




「どこだ!?」

「この時間は門閉まってるから校内にいるはず!!」

「探せ!!」




あたしの周りは敵だらけ。



『どーしよ…』




あたしが今いるのは木が生い茂る裏庭。


幸い人影が、今のとこ全くない。


広く、見通しも悪いので絶好の隠れ場。


でもあんまり奥行っちゃうと遭難しそう…
尋常じゃないくらい広いからね。


校舎に寄りかかった。




『ちょっと休憩…むごっ!?』




ホッと一息つこうとした瞬間、すぐ横にあった窓が開き、腕が伸びてきて口を塞がれた。


そのまま担がれ、窓から校舎に連れ込まれた。


ドサッ




『うわっ』




痛…くない?



暗くて見えないけど、ふわふわした所におろされた。

パッと明かりがつく。


ソファーの上だった。




「びっくりした?」




あたしを担いで引っ張り入れた犯人。




『りゅ、竜也っ!?』





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