お助け部ッ☆
ニッコリ笑ってあたしの横に座った竜也。
『ってか!!いっぱい聞きたいことあるんだけど!!』
掴みかかりそうになったのを必死に我慢して言った。
だいたい全校生徒に景品まで用意してあたしを捕まえろとか!!まずありえないんですけど!!
「まぁ落ち着けや」
竜也があたしの頭をポンポン撫でる。
落ち着けるか!!
「…俺さ、今までなかなか【俺】を見てもらえなかったんだ」
『え?』
突然、竜也が話始めた。
「みんな…バックの望月財閥ばっか見てて…遠慮されたり、媚びられたり、ビビられたり、関わらないでって言われたり?」
……お金持ちならではの悩みってやつ…かな…?
あたしにはその気持ち、わかんないや……
「お助け部…つくったの俺なんだ。アイツらは…俺のことお坊っちゃまとも御曹司とも思ってないから。
むしろ…扱いヒドくて逆に困ってる。もっと遠慮しろっつの」
そう言う竜也の表情は楽しそうだった。
竜也は…ホントにみんなが好きなんだ。
「アイツらといるときは【俺】でいられる。だからつくった」
竜也にとって大切な居場所なんだね。お助け部は。
「姫香は…初対面のときから他の女とは違うって思った。そしたら案の定、俺のこと知らねぇし、家のこと聞いても平然としてるし。」
『なんかすんません』
あたしって世間知らず?
「なんで謝るんだよ。俺はそんな姫香が好きなのに」
うわぁお…すっげぇさらっとすっげぇ自然に好きとか言っちゃってるよ、この人!!
さすが天然プレイボーイ。