お助け部ッ☆



そんなことをぼんやり考えていると、




「姫香、親指出して!!」

『はいっ!!』




いきなり叫んだ竜也に対して、条件反射で大きな返事と親指を出してしまったあたし。


竜也にサッと赤いインクを親指に塗られ、紙を押しつけられた。


まるで…ハンコを押すかのように。


ってかそれ以外の何ものでもないけど。




あ、なんかヤバそう……




『それは一体…?』

「誓約書」




誓約書?


意味がわからない。


あたしは一体何を約束させられたのかな?




「姫香、サインしたからにはこの誓約、守ってもらうからな」




いやサインなんてしてませんから。


あたし、親指出して立ってただけですから。




「誓約は3つ」




あ、なんか話進んでる。


竜也って意外と強引だな…



「俺らの間で秘密と嘘は禁止」




あ、そーゆーことか。


もっととんでもないことかと思った…


例えば…




「あと、俺らと住むこと。それに対する拒否権なし。最後は…お助け部の部長…大和の命令は絶対。以上!」




そうそう、一緒に住むとか、拒否権ないとか。


部長命令は絶対だとか。




……は?




『いやいやいや、おかしいでしょ!?最初の誓約はわかるよ?あと2つ何?』

「いや〜男ばっかだと大変でね?」




翼先輩!?そんなにこやかに言われても!!




「俺、部長だから」




大和先輩!?それ答えになってませんけど!?




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