三年後に君がいることを俺は願う
第2章 君との未来の願い
全校集会


「え………、明日から夏休みだが気を引き締めてー………」

明日からいよいよ夏休み!
中学校最後だ。
それと私の最後だ。

「楽しみだな、小鳥!」

「………うん!」

そうだね。
最後だからいっぱい楽しまなきゃ!
プール行ったり、お祭り行ったり………あとお勉強したりとか!
楽しそうだな!!

「ふふっ!」

想像するのってこんなに楽しいんだ。
知らなかったな………。

「………小鳥?」

私の世界はどんどん広がっていく。
その度に私の命は減っていく。
私には失いたくないものばかり。

「………」

君だけじゃ足りない。
そう心のどこかで思っている自分がいる。
そんな事………思いたくないのに。
未来がいるだけでも十分なのに………。

「小鳥、昼どうする?」

「へ?」

「だから昼だよ!今日はどこで食う?教室、中庭………屋上」

「………私がきめていいの?」

私が決めたら文句いいそう………。
それに別にどこでもいいんだけど。

「いいに決まってるんだろ!で、どこ?」

「っ………」

ねぇ、未来。
私ね君と付き合って知ったことがいっぱいあるんだ。
一つは私の前では照れているとこ。
二つ目は私に優しくて甘いこと。
どれも付き合って知ったことだよ?

「じゃあ、中庭で!」

「中庭?体力大丈夫ですか〜?」

「大丈夫ですー!!」

それでも相変わらずイジワルなとこ。
そのすべてが可愛かったりするんだ。
こんなにも胸が温かくなるんだね。
初めて知ったよ。



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