三年後に君がいることを俺は願う
夏休み


「やった!!夏休みだ〜!!!」

明日から夏休み。
………という事でクラスでは活気で溢れてる。
皆、受験のことで忘れてそうだな。

「皆!!」

そう思って私は言った。

「夏休みに何回か勉強会しない?」

皆で思い出を作りたい。
無茶苦茶なことを言っているのはわかる。
だけどやりたいんだ。

「いいんじゃない?楽しそうだし!」

「だな!賛成!!」

「私も!」

「俺も!!」

次々から賛成の声が上がった。
よし!あとはやる日を決めるだけ!!


「勉強会を提案するとは思わなかった………」

「そう?」

私は今、未来と下校中!
あれから皆の予定に合わせて勉強会をやる日を組み立てた。
三回することになった。
一回目は七月十九日。
二回目が七月二十四日。
最後の三回目が八月二十六日。
結構バラバラなんだよね………。
でもできるって嬉しいからいいんだ!
楽しみだな。

「皆、夏休みさ勉強する人があまりいないと思って提案してみたんだ!あと、私が皆に会いたいから!!」

そう………。
皆に会いたい。
そしてたくさんの思い出を作りたい。
皆と………たくさんの………。

「俺ともいっぱい会うよな?」

「え………っ?」

突然言われたその言葉に私は目を見開いたまま未来を見つめていることしかできなかった。
だって未来が言ってくれるとは思わなかったんだもん。
一緒に………夏休みいてくれるの?
いっぱい思い出を作ってくれるの?
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