三年後に君がいることを俺は願う
この時間が関係がずっと続けばいいのに………。
私は強くそう願った。


「おはよ、小鳥、原田君!」

「おはよー!」

学校につくとすれ違う人から挨拶される。
これは毎日そうなんだ。
嬉しいな。
だっていろんな人とはなせるんだもん!

「花野さんだ!!」

「可愛いーっ!」

私はこの学校では有名みたい。
先輩後輩関係なく仲がよくて親しみやすくて話しやすいらしい。
私はただ話すのが好きなだけなんだけどね。
それで毎日のようにいろんな人に声をかけてたらこうなったんだよね。

「未来に小鳥ちゃん!おはよー!!」

私たちに元気よく声をかけてきたのは、

「はよ、智」

「おはよう、智君!」

未来の部活仲間で友達の本城智君。
智君は私たちと同じクラスなんだ。
それで未来と幼なじみで智君は部活仲間で友達だから私たちは仲良くなったんだ。

「未来、よかったな!部活がない日は一緒に登校できて」

「うっせー!」

って、未来と智君は小声で話している。
だから聞こえないんだよね。

「?」

たまにこういうこと言うからすっごい気になるんだ。
だけど絶対二人とも教えてくれないんだ。

「もう何をこそこそ話してるの?」

「なんでもない!」

「そうそう!」

二人して私をのけ者にして!!
私はフンッて二人に背中を向けて教室に入った。
二人はあとから慌ててきた。

「ごめんって、小鳥!」

「別にー」

もう内緒の話なら私がいないところでしてよ!
って言ったら未来と智君………困るよね?
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