ずるい。

私のこと、ちゃんと女性だと思ってるって安心させて。

「ほんと、もう、俺もつかな…心臓。寿命縮まりそう。」

「私といたら若返るかもよ?」

ふふっと笑う。

「ほんと、かわいいね、雫。この距離で見てられるの役得だよ。」

と、私の両頬に手が添えられる。

恥ずかしいけれど、目を反らせない優しい瞳。

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