ずるい。

「好きだよ、雫。」

そう言って英治さんが寝息を立てる私にキスをしたこと、この先も私は知らないだろう。

「あー、ついにやってしまった…
17下だぞ…。捕まんねーよな、俺。」

そんなボヤキもどこ吹く風。

年の差なんて関係ないって全身で伝えるんだ。
大好きだよって。ありがとうって。

今まで、どんな私も受け入れてくれた彼だから、私も何か返してゆきたい。
< 114 / 116 >

この作品をシェア

pagetop