幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
「やけに長かったな。また生徒会長と話し込んでたのか?」

言えない。

恋愛イベントについて話してたなんて。

「うん、そうだよ」

玲音は面白くなさそうに返事した。

「もう拗ねないでよ!」

「別に拗ねてねぇし」

明らかに拗ねてるよね?

分かりやすいんだから。

「そんなこと言うなら俺以外の男と親しくするなよ。俺ばっかり嫉妬して疲れたんだ」

俺ばっかりなわけないじゃん。

むしろ、私の方が妬いてるよ。

「私だって嫉妬してるよ」

玲音だってそうじゃない。

「私ばっかり、嫉妬して疲れたんだから」

ふん!

仕返しだ!!
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