幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
「いや、俺の方が嫉妬してるな。だってお前、モテるもん」

はあ?

玲音の方がモテるじゃん!!

「どの口が言ってるの?」

「お前は無自覚かもしんねーけど、めちゃくちゃ可愛いの!そんな可愛い子をほっとく男はいねぇよ」

本当に何言ってんの?

「玲音の方がモテモテなんだから!!玲音は知らないかもしれないけど、ファンクラブだってあるんだからね!」

玲音にはファンクラブが二個ある。

『玲音ファンクラブ』と『玲音様の下僕』。

この二つはよく対立している。

私の陰口を言ってくるのが『玲音様の下僕』で、この人たちはちょっと行き過ぎている。

だから、私は『玲音ファンクラブ』の方が好き。

一番いいのはそんなの無くなること。

だって、玲音は私の彼氏だもん。

他の子と話したり優しくするの見るとモヤモヤする。

自分でも思うんだ。

私って心狭いなって。
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