幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
「お前は……結婚とかしたいわけ?」

「えっ?」

玲音の質問に驚いた。

そんなこと、聞かれると思ってなかった。

「……そりゃあ、憧れはあるよ」

「そっか」

二人して黙りこんでしまって、沈黙が続いた。

「あ、お湯沸いたみたい」

私は逃げるようにキッチンに向かった。

だって、あの後、何言われるか分かんなくて怖いんだもん。

私は玲音としか結婚したくないよ。

なんで黙っちゃったの?
< 302 / 328 >

この作品をシェア

pagetop