幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
大人しく、ベッドで待っていた。

ドキドキ。

心臓がやけにうるさい。

「………玲音」

今日は一段と輝いて見える。

「りり、それ新品?」

「うん。玲音のために買ったの」

「可愛い」

抱きしめられて、さらに心臓が早く鳴った。

もう、無理!!

ドキドキで胸が張り裂けそう。

「それは…………誘ってんの?」

「いや、その…………玲音ならいいよ?」

ああ、と唸りながら、玲音はベッドに突っ伏した。

「本当にやばい。自制利かなくなるから止めてくんない?」

え。

利かなくなってもいいのにな、なんてね。
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