雨がふったからそれで
「あー、生徒の前で、
教育的に悪いって言われるやつじゃん。笑」

笑いながら話しかけたら


「誰に言われんだよ。笑」


と笑いながら答えタバコに火をつける彼


「世間的に?」


「なんだそれ、笑
そんなこと気にして生きてられねーよ、」

と言いながら窓の外に煙を吐き出した。


「気にしなよ、教師なんだから。」


あまりにも教師らしくない彼に
正論をぶつけてみると


「ははっ、確かにそーだな。」

「そーだよ、じゃないとあたしみたいに
ミユキに呪われるんだよー」

「いや、誰だよ!?笑」


笑いを堪えられなかったのか
煙と吐き出すのと同時に笑ったため
部屋に煙がひろがった。

少しタバコの煙にむせながら笑う彼の姿を
タバコの匂いと一緒に頭に記憶した。


緩めたネクタイに少し乱れたスーツ
教師だと思えない発言と行動
そして少年らしい笑顔の彼



そんな彼と過ごすこの時間に
ドキドキさせられていたら


「片付けろ、送っていってやる。」


吸い終わったタバコを灰皿に押し付けながら
目を合わさずに言う彼に


あたしの頭には
ついて行くという選択肢しかなかった。


 
 恋は盲目って言葉。
 本当にその通りだと思う。

 
 ダメだとわかってても止まれないよね。

 すっごい共感ちゃうんだ。

 あたしも世間様がダメだという恋をして
 そんなの気にせずにつっぱしった1人だから。

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