どうも、弟です。
『好き』
「……!!」
顔から火が出そうなくらいに熱くなる。
え、あれ、聞き間違いじゃないよね!?
雪くんが、まさか私のことを好きだなんて…なにかの間違いだとしか……
「だって私のこと、何度もブスって……」
「……いや、ほんとそれはごめん」
吸った息を大きく吐き出し、反対の手でキレイな白に近い銀髪をくしゃくしゃと握った。
「……俺、まだガキでさ…余裕なくなると思ってることと反対のこと言っちまう癖があって」
「え……」
『ブス』の反対は……
―――『かわいい』
「……っ」
もしかして、ずっと、そう思って……!?
雪くんの本当の気持ちを知って、一気に体温が上昇する。