嘘つきシンデレラ




しゃがみ込んで、座り込んでしまったさとみ。





うつむいたさとみのあごから





涙が落ちる。





一粒、また一粒。





さとみの悲しみが





しみ込んだ涙が落ちる。







社長にだけは、





知られたくなかったの。





私が家族にも





誰からも





愛されていない子だなんて。


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