愛は惜しみなく与う③
察しがよくて助かります

そう笑い、サトルは携帯を手にする



大丈夫
こんな世界にいるから。
男だらけの世界で、こうなることもあり得ると、昔から心はしてた。

何があっても、自分の選んだ道やから



「ヤりたいなら、さっさとすれば?抵抗する気もないし」



好きにすればいい
それでサトルが興味を無くすなら、こっちも願ったり叶ったりや。


「強情な女。嫌がってくれないと、こっちも萎えるんだけど」


「こっちは元から萎えてるねん。それでもヤりたいなら、ヤってええって言ってるんやし、さっさとすれば?」


心を無にすることなんて簡単やから


「身体は奪われても心は奪われないってか?ほんと、お前みたいな女、大嫌い」


そう言って水瀬はあたしの首元に顔を埋めた。


あーあ

みんなのことが心配やな
でも、ほんまに、巻き込みたくなかった

短い間やったけど、あたしはすごい楽しかったし、このままこいつらに連れて行かれれば、サトルに辿り着けると思う


そうなればもう

あたしに失うものはないから大丈夫



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