mariage~酒と肴、それから恋~《7》
今週も頑張った、あたしお疲れー。
自分で自分を労って、ほーっと息をつく。
「餃子で滋養強壮、レモンで疲労回復!
これで加地くんも来週からも頑張れるね♪」
「だと良いな」
「加地くんは仕事何してるの?」
栄子さんからは工場勤務って聞いたけど。
いきなり馴れ馴れしかったかな?
でも、もう少し加地くんのこと知りたいなぁ~なんて。
すると加地くんは、椅子の背もたれに置いたあたしのトートバッグを指差して「それ」と言った。
「それ?」って、どれ?
指の先には、バッグチャームの飛行機。
「そのエンジン設計してる」
「ーーえ!!これのエンジン?!
本物の飛行機のエンジン設計してるの?」
「うん」
飛行機をバッグから外して、加地くんと交互に見た。
だから前回、この飛行機ガン見してたのか!
飛行機に食いついて子どもか!なんて思ってゴメンなさいだよ。
機械系のエンジニアなんて超理系。
文系のあたしからしたら未知の世界だわ。
加地くんの横顔を眺めて、ほうっと感心する。
「すごーい!加地くん頭良いんだねぇ~」
「…別に、そんなことないけど」
自分で自分を労って、ほーっと息をつく。
「餃子で滋養強壮、レモンで疲労回復!
これで加地くんも来週からも頑張れるね♪」
「だと良いな」
「加地くんは仕事何してるの?」
栄子さんからは工場勤務って聞いたけど。
いきなり馴れ馴れしかったかな?
でも、もう少し加地くんのこと知りたいなぁ~なんて。
すると加地くんは、椅子の背もたれに置いたあたしのトートバッグを指差して「それ」と言った。
「それ?」って、どれ?
指の先には、バッグチャームの飛行機。
「そのエンジン設計してる」
「ーーえ!!これのエンジン?!
本物の飛行機のエンジン設計してるの?」
「うん」
飛行機をバッグから外して、加地くんと交互に見た。
だから前回、この飛行機ガン見してたのか!
飛行機に食いついて子どもか!なんて思ってゴメンなさいだよ。
機械系のエンジニアなんて超理系。
文系のあたしからしたら未知の世界だわ。
加地くんの横顔を眺めて、ほうっと感心する。
「すごーい!加地くん頭良いんだねぇ~」
「…別に、そんなことないけど」