mariage~酒と肴、それから恋~《7》
「加地くんが飛行機とばしてくれるから、うちの会社が成り立ってるわけですね、ありがたや…」
両手を合わせて拝むあたしを見て、加地くんはフッと鼻で笑った。
「なんだそれ」
警戒心がとけたような、くだけた親しみを感じて、あたしにも笑みがこぼれた。
「エンジンって、ここだよね」
エンジン部分を指差してから、飛行機を加地くんの前で飛ばすと、
「そう、ここ」
加地くんの指が飛行機の翼に優しく触れた。
その指が、少しあたしの手にも触れた。
細い指と思ってたら、あたしの手と比べるとだいぶ大きい。
思わず見入ってると、飛行機から視線を上げた加地くんと至近距離で目が合った。
黒髪と同じ飾り気のない黒い瞳。
近くで絡み合った視線に、飛行機を持つ手が震えた。
不自然に間があいてしまう前に、手元の飛行機をカウンターの上に着陸させて、適当に口を開く。
「ま、まさか、仕事が飛行機繋がりだったなんてね。
あたし機械はからっきしだから想像つかないけど、鉄の塊飛ばすんだもんね、凄い仕事してるよね~。尊敬する」
結果がカタチになるから、やりがいありそう。
両手を合わせて拝むあたしを見て、加地くんはフッと鼻で笑った。
「なんだそれ」
警戒心がとけたような、くだけた親しみを感じて、あたしにも笑みがこぼれた。
「エンジンって、ここだよね」
エンジン部分を指差してから、飛行機を加地くんの前で飛ばすと、
「そう、ここ」
加地くんの指が飛行機の翼に優しく触れた。
その指が、少しあたしの手にも触れた。
細い指と思ってたら、あたしの手と比べるとだいぶ大きい。
思わず見入ってると、飛行機から視線を上げた加地くんと至近距離で目が合った。
黒髪と同じ飾り気のない黒い瞳。
近くで絡み合った視線に、飛行機を持つ手が震えた。
不自然に間があいてしまう前に、手元の飛行機をカウンターの上に着陸させて、適当に口を開く。
「ま、まさか、仕事が飛行機繋がりだったなんてね。
あたし機械はからっきしだから想像つかないけど、鉄の塊飛ばすんだもんね、凄い仕事してるよね~。尊敬する」
結果がカタチになるから、やりがいありそう。