mariage~酒と肴、それから恋~《7》
ご主人は咳払いしてから律儀に答えてくれた。
「思ったときにすぐ言わねぇと、他の奴に取られでもしたら、後悔してもしきれねぇからなぁ…」
「旦那ったら、私の前に好きだった女の人に中々告白できないまま、他の人と結婚されちゃって、失恋した過去があったらしいのよ!
だから、私にはすぐに言ってきたみたいよ」
と、栄子さんが補足してくれた。
そんな過去があったから、ご主人は栄子さんには出会ってすぐに想いを伝えたんだ。
それほどの一目惚れに驚くし、思い切りと行動力がスゴすぎる。
「でも、断られたら…って躊躇しなかったんですか?」
ご主人に聞くと、
「考えるより先に言ってたなぁ。
今思うと、かなり思い切ったなぁって自分でも感心するけど、勢いで言っちまったなぁ~」
ははは、とご主人は開き直ったように笑った。
ご主人が仕上げた料理を栄子さんが客に運んでいく。
栄子さんは厨房に戻る前に、話を無言で聞いていた加地くんの横で足を止めて声をかけた。
「結婚、今は興味なくたって、一生独り身って決めてる訳じゃないでしょ?
いいなと思ったらすぐに付き合ってみたら良いのよ。
勢いって大事よ」
「思ったときにすぐ言わねぇと、他の奴に取られでもしたら、後悔してもしきれねぇからなぁ…」
「旦那ったら、私の前に好きだった女の人に中々告白できないまま、他の人と結婚されちゃって、失恋した過去があったらしいのよ!
だから、私にはすぐに言ってきたみたいよ」
と、栄子さんが補足してくれた。
そんな過去があったから、ご主人は栄子さんには出会ってすぐに想いを伝えたんだ。
それほどの一目惚れに驚くし、思い切りと行動力がスゴすぎる。
「でも、断られたら…って躊躇しなかったんですか?」
ご主人に聞くと、
「考えるより先に言ってたなぁ。
今思うと、かなり思い切ったなぁって自分でも感心するけど、勢いで言っちまったなぁ~」
ははは、とご主人は開き直ったように笑った。
ご主人が仕上げた料理を栄子さんが客に運んでいく。
栄子さんは厨房に戻る前に、話を無言で聞いていた加地くんの横で足を止めて声をかけた。
「結婚、今は興味なくたって、一生独り身って決めてる訳じゃないでしょ?
いいなと思ったらすぐに付き合ってみたら良いのよ。
勢いって大事よ」