冷徹社長の初恋
「絲、俺の部屋に来るか?
ただし、俺の部屋に来たら、俺は絲を手放せなくなるが」

私は小さく縦に頷いた。
春日さんが私を求めてくれていると思うと、うれしさで胸がいっぱいになった。

それから春日さんは言葉を発することなく、車を走らせ続けた。
でも、その間のほとんどの時間、春日さんは私の手を握っていた。緊張すると同時に、なにか、春日さんに守られているような、温かい気持ちになる。






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