冷徹社長の初恋
「清水。悪いが、絲に火曜の接待のことを説明してくれ」
それだけ言うと、剛さんは私にスマートフォンを差し出し、出るように促した。
「も、もしもし」
「町田さん、すみません。先日、社長が電話した時のことですね。あの日は……」
清水さんは、剛さんと全く同じ話を聞かせてくれた。
「あの場で、社長は先方に対してすごく怒ったんです。こういう接待は、相手の家族を壊すこともあるから、うちには二度とするなって。
これまでも、こういう接待は極たまにあったんです。社長は毎回不機嫌さを隠そうともせず、とりあえず付き合っていました。もちろん、こういう場では、女性に見向きもしません。
今回の言動には、私も驚かされました。社長がこのような言動をしたのは、町田さんの存在があったからですよ。
でも、こうして電話をかけてきたってことは、社長が町田さんへのフォローをしてなかったということですね?ここだけの話ですが……社長は経験こそ豊富かもしれませんが、私の知る限り、ちゃんとした恋愛はしたことがありません」
「ちゃんとした恋愛……ですか?」
それだけ言うと、剛さんは私にスマートフォンを差し出し、出るように促した。
「も、もしもし」
「町田さん、すみません。先日、社長が電話した時のことですね。あの日は……」
清水さんは、剛さんと全く同じ話を聞かせてくれた。
「あの場で、社長は先方に対してすごく怒ったんです。こういう接待は、相手の家族を壊すこともあるから、うちには二度とするなって。
これまでも、こういう接待は極たまにあったんです。社長は毎回不機嫌さを隠そうともせず、とりあえず付き合っていました。もちろん、こういう場では、女性に見向きもしません。
今回の言動には、私も驚かされました。社長がこのような言動をしたのは、町田さんの存在があったからですよ。
でも、こうして電話をかけてきたってことは、社長が町田さんへのフォローをしてなかったということですね?ここだけの話ですが……社長は経験こそ豊富かもしれませんが、私の知る限り、ちゃんとした恋愛はしたことがありません」
「ちゃんとした恋愛……ですか?」