冷徹社長の初恋
どれぐらい、そうしていたのだろうか。
春日さんが、私を抱きしめていた腕をそっと解いて、正面から私を見つめた。
「絲、ありがとう」
なにに対するお礼なのか……
真意が掴めず首を傾げると、春日さんが再び話し始めた。
「こんなふうに俺のことを怖がらず、俺の本質を理解して、まっすぐに目を向けてくれるやつは、今の俺の周りには清水だけだった。そんな存在が、必要だと思ってもいなかった。
だが、こうして絲が俺のことをそうやって見ていたと知って、俺は今、心の底から嬉しいと思った。
ありがとう、絲」
言い終わるや否や、私は再び抱きしめられていた。
今度はすぐに解放された。もう少しだけ、抱きしめていて欲しかったと思ってしまうのはなんでだろう……
春日さんが、私を抱きしめていた腕をそっと解いて、正面から私を見つめた。
「絲、ありがとう」
なにに対するお礼なのか……
真意が掴めず首を傾げると、春日さんが再び話し始めた。
「こんなふうに俺のことを怖がらず、俺の本質を理解して、まっすぐに目を向けてくれるやつは、今の俺の周りには清水だけだった。そんな存在が、必要だと思ってもいなかった。
だが、こうして絲が俺のことをそうやって見ていたと知って、俺は今、心の底から嬉しいと思った。
ありがとう、絲」
言い終わるや否や、私は再び抱きしめられていた。
今度はすぐに解放された。もう少しだけ、抱きしめていて欲しかったと思ってしまうのはなんでだろう……