続・カメレオン王子とひとりぼっちの小鳥ちゃん
☆礼音side☆
図書館で琴梨にプロポーズをしてから、
3か月が過ぎた。
相変わらず、
琴梨(ことり)は可愛くてしかたがない。
俺が、
美容院の仕事から帰ってくるのが深夜になろうが、
玄関を開けると、
ワンコみたいに俺の腕に飛びこんでくる。
「礼音(れおん)くん、お疲れさま。」
そういって、
天使のようなキラキラした瞳で微笑んでくれると、
俺はきつく抱きしめずにはいられなくなる。
料理は苦手と言いながらも、
俺に食べたいものを聞いては、
ネットで調べて作ってくれるし。
あぁ俺、
本当に琴梨が隣にいてくれて幸せだ。