続・カメレオン王子とひとりぼっちの小鳥ちゃん
☆礼音side☆
あれから
琴梨からの連絡はない。
俺は今日も仕事を終え、
自転車をこいでアパートについた。
そとから部屋を見ると
え?電気がついてる……
琴梨が……いる?
俺は自転車を乗り捨てると
かすかな希望を胸に、
アパートの階段を駆け上がった。
「琴梨?」
玄関を開け名前を呼ぶが、
何の返事もない。
「もう……帰っちゃったってことだよな……」
俺は肩を落としながら、
リビングのドアを開けた。
「こ……琴梨?」
テレビの前で、
琴梨が横たわっている。
苦しそうに肩で呼吸をしているが、
呼んでも目をつぶったまま。
「どうした?琴梨?」
琴梨の頬に手を当てた。
え?
すごい熱い。
顔をゆがませて、荒い呼吸をしている。
どうしよう。
とりあえず、ベッドに寝かせなきゃ。
俺はお姫様抱っこで、
琴梨をベッドに連れて行った。