続・カメレオン王子とひとりぼっちの小鳥ちゃん
「ほら、琴梨は笑っていた方が可愛いから」
「翼先輩と話したら、ちょっと元気出ました」
「それにしてもさ、
なんで礼音くんと別れたの?
高校の時からずっと大好きだったでしょ?」
「礼音くん……私より好きな人……
できたみたいだから……」
「は?そんなことないでしょ。
あの礼音くんだよ」
「礼音くんが家を出て行った数日後、
私、こっそり美容院の前で
礼音くんが出てくるのを待っていたんです。
その時に、お店から一緒に出てきた綺麗な人と、
一緒に旅行に行くって……」
「それって、
琴梨と二人で行く予定だった旅行でしょ?」
「はい。
ホテルもキャンセルしてなくて、
家には旅行バックの中に、
荷物も詰めてあったし。
多分、その人と旅行に行ったんだと思います」
「ちゃんと礼音くんに確かめていないんでしょ。
それなのに、なんで礼音くんと別れよたの?」
「一番の理由は……
このままでいいのかなって思いが
強くなっちゃって……」
「このままって?」