金魚占い ○°・。君だけ専用・。○.
「瑠璃は……思ったより、しっかりしてるよね。(笑)最初に会った時、なんだ?コイツって思ったけど。(笑)」

「それって、褒めてんの?貶してんの?」

そう言って、瑠璃は真ん中の白いブロックを一つ引き抜いた。

「 “ 年の差…どこまでOK?” だって。
んーーーー?! 下は小学生、無理だろ。上は…母さんより下なら、welcome。」

「………年の差……合うなぁ〜。瑠璃っ(笑)
15歳年上とか。」

「熟女にモテるからな〜。僕。
揚げ物屋のおばちゃんとかさっ(笑)」

「布団屋の奥様からもね〜。」

「(笑)取り合いだなっ!」

「(笑)」

笑いながら私もそぉ〜っと…ひとつブロック引き抜く。

「ん……。ん? “ 1枚服を脱ぐ ”…だって。」

「……………。」

「1枚しか着てないし……。」

私は、瑠璃から借りているTシャツに視線を落とす。

「瑠璃っ!私の代わりに脱いでっ。(笑)」

「マジかよ…パスしろよっ!!」

「ヤダっ♡ 代わりに……(笑)」

「なんだよっ…。僕も1枚だってえーーー。」

「脱いでっ!!」

私がケタケタ笑うと、瑠璃は “ しゃーねぇーなぁ…” なんてブツブツ言いながら、私の代わりに自分のTシャツを脱いだ。
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