卒業まで100日、…君を好きになった。
「予備校までマックでお昼食べて、どっかで勉強する~?」
「わたし帰ろうと思ってたー。親が車で送ってくれるって」
「マジで? いいなぁ」
「駅で拾ってもらうようにして、一緒に行く?」
帰りのHRが終わると、友だちはそんな会話を繰り広げながら、みんな教室から出ていく。
いつもより幾分軽い足取りで、どことなく楽しそうに。
いいなあ。
声には出さずに、口の中だけで本音をもらした。
少し前までは、わたしも一応あの中にいた。
控えめにだけど、確かにいた。
いまはとてもじゃないけど入っていけない。
みんなもわたしのことなんて誘いもしない。
『唯は必要ないでしょ?』
そういう、無言の視線が突き刺さる。