卒業まで100日、…君を好きになった。

しょうがないんだ。

みんな受験勉強で忙しくて、大変で、余裕なんてなくて。


誰よりも先に受験が終わって、ただ惰性で授業を受けてるわたしの存在は、みんなにとって目ざわりでしかない。


わたしだって、高校受験の時はつらかった。


お父さんに家にいちばん近い学校を受けろと言われて、自分の実力に見合わない進学校を受けるはめになったから。


受かったのは20%の努力と、

80%の奇跡の結果だと思ってる。


つまりほぼ奇跡。


試験の直後は、絶対落ちたと思ってしばらくご飯が食べられなくなったくらいだ。


友だちも先生も、みんなわたしが受かるとはみじんも思ってなかったみたいで、合格した時はクラスで盛大なパーティーを開いてくれたっけ。

先生なんか泣てたもんなあ。
< 12 / 356 >

この作品をシェア

pagetop