卒業まで100日、…君を好きになった。


家に帰りたくない理由?

平くんはさっきから、ずっとそれを考えてたの?


隠すつもりはないけど、楽しい話じゃない。

新年早々するのもどうかと思うけど、誰かに聞いてもらいたい気持ちもあった。



「……実は、出てくる時にお父さんとケンカしちゃって」



結局わたしは話していた。


お父さんの言葉、高校受験の時のこと、それからわたしと拓の扱いのちがい。

お父さんに対してモヤモヤしていること全部だ。


平くんはまとまりのない愚痴みたいなわたしの話を、黙って聞いてくれた。

話し終わった時にはなんだかどっと疲れが押し寄せたけど、心はずいぶん軽くなっていた。


わたしはやっぱり、ちょっと彼に甘えすぎかもしれない。

平くんが優しいからって、同盟の仲間だからって。

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