卒業まで100日、…君を好きになった。



「俺、志望校受かったんだよね。推薦」



お昼時で賑わうファミレス。

向かいに座った平くんは、世間話でもするようにそう言うと水を飲んだ。


くるくるフォークに巻きつけたパスタを、いままさに口に入れようとしていたわたしは、大口を開けたまま固まった。



「春川さん、口大きいね」

「ま……待って待って! え、それすごいことだよね!? なんでそんな落ち着いてるの平くん! すごいことじゃん! おめでとう!」

「ありがとう。春川さんはちょっと落ち着こうか」

「だってすごいすごい! えー! 平くん推薦受けてたんだね! 知らなかった! 本当におめでとう!」

「どうも。誰にも言ってなかったからね。推薦のこと知ってるのは瀬戸くらい」
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