卒業まで100日、…君を好きになった。
もしかして、平くんあまり表情に出してないだけでうれしかったのかな。
それで誰かに話したくてたまらなくなって、たまたま教室にいたわたしをご飯に誘って、報告したとか。
うん。
そうに違いない。
平くんでも浮かれたり舞い上がったりするんだなあ。
なんて失礼なことを考えた。
彼だって人間で、わたしと同じ普通の高校生なのに。
まあ頭の出来はちょっと普通じゃないかもしれないけど。
「じゃあ合格祝いに、お昼はわたしのおごりね! 食べて食べて! あ、ポテトとか追加する?」
「いいよ、おごりとか。第一春川さんだって合格してるだろ」
「え? わたし?」
驚いて平くんを見ると、彼はこてんと小首を傾げた。
首傾げるの、クセなのかな。
なんだか小さい子どもみたいな、可愛いクセ。