卒業まで100日、…君を好きになった。

見られてたんだ。

もしかしてすぐ後ろにいたのかな。


声をかけてくれれば――なんて思ったけど、いまの葉子ちゃんがわたしに声をかけてくるはずない。



「なに話してたの?」

「え? ええと……なんだっけ」



まさか告白めいたことをされていたとは言えない。

しかも2度目。

そしてさらに3度目の予告までされてしまったなんて、おそろしくて言えるわけがない。



「そんなたいしたことじゃなかったと思うよ」

「だったら言えばいいじゃん」

「えぇ……。えーと、卒業式のこと、とか」



卒業式にもう1回告白される。

さっきの聡くんを思い出して赤くなったり青くなったり。


あーもう、頭が働かない。

ぼーっとする。しんどい。


頭痛までしてきて、本格的につらくなってきた。



「唯って、1年の時彼のこと好きだったんでしょ?」
< 289 / 356 >

この作品をシェア

pagetop