卒業まで100日、…君を好きになった。
「それってさぁ、結局アレでしょ? こっちの平くんを、あっちの平くんの代わりにしたんでしょ?」
「……え? なに?」
「前に好きだったオトコの代わりにしてんでしょって言ったの!」
それはちがう!
そう叫ぼうとしたのに、ぐにゃりと視界が歪んで、声が出ない。
頭が、割れそうに痛い。
「あの顔ならどっちでもいいんでしょ! そのくせまた弟の方とも仲良くしだして! うちらが必死に勉強している前で男に媚売ってるってだけでイラつくのに――」
葉子ちゃんがまだ何か言っているけど、その声が妙に遠くに聞こえる。
遠くというか、こもってる?
「ゆ……そう……とこが……て……」
歪みすぎた世界を見ていられなくて、目を閉じた。
瞼の裏ですら、ぐるぐると回る感じがして――。