卒業まで100日、…君を好きになった。

普通だと思うけどなあ。

サボる方が罪悪感あって緊張もするし、わたしにとってはハードルが高い。


時計を見ると、もうすぐHRが始まる時間になっていた。

学校までノロノロ歩き過ぎただろうか。


玄関に生徒はほとんどいなくなっていた。

急いだ方がいいかもと平くんを促そうとした時。



「アツシ?」



靴箱の影からひとり、女子生徒があらわれた。


アツシ……って、平くんか!


現れた女の子を見て納得した。

特進クラスの木内(きうち)さんだ。

才女って言われるくらい頭の良い子で、それからお人形みたいに綺麗な人だから学校の有名人。


そして木内さんはたしか、平くんの元カノだったはず。



「なんか用?」


< 70 / 356 >

この作品をシェア

pagetop