卒業まで100日、…君を好きになった。

告白されて付き合ったのに「なんかちがうかも」とか意味不明なこと言われてフラれたんだよね。

ひどい話ですよ。


……って、いやいやいや。

そうじゃないよね、そうじゃないでしょ。


なんで平くん、否定しないの!?

木内さんが誤解しちゃうんじゃ……。


内心焦りながらそんな心配をしていると、木内さんが私を上から下まで値踏みするように見て鼻で笑った。



「ふーん……。篤、趣味変わった?」



ちょっとバカにされたように感じるのは気のせいでしょうか。


そりゃあ主役級のお姫様みたいな木内さんと比べたら、わたしなんてメイドAっていうか、町民Bっていうか、完全にエキストラ顔だけど。

むしろ裏方レベルかもしれないけど。


別にわたしは平くんの彼女でもないのに、なぜそんな嫌な感じで笑われなきゃならないんだろう。


もやもやした気持ちと戦っていたら、ぽんと肩に手が乗った。

指の長い、平くんの手だ。

< 73 / 356 >

この作品をシェア

pagetop