卒業まで100日、…君を好きになった。
平くんて案外、女心に疎かったりするのかな。
よく人を見てるし、とっても気配り上手なのに。
でも、だったら……もしかすると木内さんて、まだ平くんのことが好きなのかもしれない。
「平くんはまだ、木内さんのことが好きだったり……」
「それはない」
「あ……そうなんだ」
そんな食い気味に即答しなくても。
なんと言っていいのかわからずに、わたしもパックジュースを飲もうとしたけど、もう空で、ぷすうと変な音がしただけだった。
「それにあいつは、勉強出来る男が好きなだけだから」
「へ?」
「俺はもう対象外だよ」
平くんが対象外? なぜ?
木内さんのタイプが勉強出来る男のコなら、平くんはど真ん中なんじゃ?
頭がハテナでいっぱいになった。
「いまは聡と仲良くやってるみたいだし」
「え……そうなの?」