一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「・・・意地悪」

「誘惑した萌音が悪いんでしょ?」

今度は本当に、スプーンに乗せたハンバーグを萌音の口に運んで食べさせた。

モグモグと咀嚼する萌音の顔は真っ赤だ。

本当に、ツンツンからのデレは最強な技と言えるだろう。

゛絶対に俺以外には発動させないで欲しい゛

残りの食事を腹におさめながら、海音はそんな甘い雰囲気を十分に満喫した。

「じゃあ、片付けが済んだら私はお風呂に入ってくるから、海音さんはこっちの部屋で休んでてください」

萌音が案内してくれたのは、使われていないゲストルームのうちの1つだった。

使われていないとはいえ、モデルルームとして展示していた経緯もあり、その部屋には一通りのインテリアが備え付けられていた。

「萌音さえ良ければサービスルームにいてもいいかな?萌音の建築デザインを見てみたい」

「いいですよ。飽きたら遠慮せずにゲストルームで休んでくださいね」

着替えを取りに寝室に入っていく萌音を見送りながら、海音は書斎になっている萌音のサービスルームに向かった。
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